まずは平成20年(2008年)に新しく生まれ変わったJR作並駅からスタート。下りホームにある記念碑で、この地が日本の鉄道の発展に重要な役割を果たしていたことを学んだら、さっそく作並温泉へ。駅を出てすぐのところに発見したのは小さなお団子屋さん。甘いもの好きの女子2人としては見逃せません! お店のおばさんに作並温泉のおすすめスポットを聞きながら、揚げまんじゅうとお団子をしっかりいただいちゃいました。その後も偶然出会った地元の人から通称〝ゴリラ山〟なるものの存在を教えてもらったり…。やっぱり温泉だけじゃない作並の魅力にワクワクしちゃいます。この後の旅がますます楽しみになってきました♪
昭和6年(1931年)開業の作並駅には「交流電化発祥地」の石碑がある。これは、昭和29年(1954年)に交流電化試験線として仙山線の仙台-作並駅間が指定され、鉄道の発展に貢献したことを示す貴重な記念碑なんだとか。
住所:仙台市青葉区作並字相の沢
揚げまんじゅうやお団子で人気のつつみ屋は、作並店が第1号店!
揚げたてサクサクの揚げまんじゅうは、一度食べたらやみつきに。
もっちりとしたお団子は、なんだか懐かしい味。
住所:仙台市青葉区作並字相の沢32-7
TEL:022-395-2165
営業時間:8:30~18:00 休業日:元旦
仙台市中心部から国道48号線を西に向かうと、作並温泉の手前に見える鎌倉山。ある角度から見るとゴリラの顔に似ていることから、通称は「ゴリラ山」。秋には紅葉も楽しめるそうです。
作並に来たらぜひ訪れたいのが、ニッカウヰスキー仙台工場。日本のウイスキーの父・竹鶴政孝が、北海道余市の次に選んだ、もうひとつのウイスキーづくりの地です。さっそく工場見学してみると、なぜここに蒸溜所がつくられたのかに思わず納得。理由は、美しい自然がおいしいウイスキーをつくるから。冷涼な気候で、豊かな緑に囲まれ、清流・新川川が流れる作並は、ウイスキーづくりにぴったりなんだ! 試飲もあって大満足です。せっかくだから、その豊かな自然も満喫しに、美しい渓谷美が広がる奥新川や、大小さまざまな滝が折り重なるように連なる鳳鳴四十八滝にも寄り道してみようかな。
まるでヨーロッパの山村のような佇まいを見せる赤レンガの工場。ここでは宮城峡の冷涼な気候と新川川の伏流水から生まれるウイスキーの製造工程を見学できるほか、試飲のサービスもあり!
住所:仙台市青葉区ニッカ1番地
TEL:022-395-2865
見学時間:9:00~11:30、12:30~15:30
(10名以上は要予約)
料金:見学無料 休業日:1・8・12月に不定休あり
広瀬川の支流・新川川の上流にある、美しい渓谷が広がる景勝地。渓谷沿いの遊歩道からは、豊かな自然に囲まれた清流や迫力ある滝などを眺められます。新緑と紅葉の時期がおすすめとのこと。
大小さまざまな滝が奏でる不思議な水音が、まるで伝説の鳥・鳳凰の鳴く声のように聞こえたことから、いつしかこの辺りの滝を「鳳鳴四十八滝」と呼ぶようになったんだとか。
宿に荷物を置いてまわりをお散歩していたら、さっそくかわいいこけしを発見! 最近ちょっとしたブームになっていたこけしだけど、東北地方の雪深い静かな湯治場で生まれた作並こけしは、どこか儚げなやさしい顔をしていてなんだか気になる…。じっくり眺めていたら、工人さんが作並こけしの製作風景を見せてくれました。他にも、歩いて行くのは難しいけど、近くに鉄橋があって撮影スポットだという八ツ森駅、穴薬師が祀られた洞窟など、地元の人に教えてもらった〝知る人ぞ知る〟スポットにも興味津々です!
優しく可憐な表情をみせる伝統・作並こけしを作り続けている工房。工房内ではこけしの販売や工人の実演が見学できるほか、事前予約をすればこけしの絵付け体験もできるので早めに予約を。
住所:仙台市青葉区作並字元木13
TEL:022-395-2523
営業時間:7:00~19:00
休業日:不定休
作並にあるJR仙山線の臨時駅。現在は休止駅となっているため、鉄道ファンには秘境駅として、ちょっとした話題なんだとか。
岩壁に掘られた幅約6m、高さ約3m、奥行き約11mの洞窟。その中にはたらの木に彫られた東方薬師瑠璃光如来が祀られています。ここには哀れな叔父と姪夫婦の、悲しい愛の物語が伝えられているとか。
岩松旅館向かいの湯神神社からどんどん山へ入っていくと現れるのが、巨大な岩が2つ寄り添う通称「二ツ岩」。地元でも知る人ぞ知るパワースポットなんですって。行くなら山歩きの装備を忘れずに。
軽くお散歩した後は、いよいよ温泉タイム。その発見は奈良時代とも鎌倉時代とも言われている作並温泉は、寛政8年(1796年)に開湯。現在では〝美女づくりの湯〟として知られるその湯は、入ってみるとなるほど納得。肌がつるつる、すべすべに! 各宿のお風呂も、露天風呂や岩風呂、寝湯や立ち湯など、バラエティ豊かな上、日帰り温泉としても利用できるので、宿泊先以外の宿の湯めぐりを楽しむのもいいかも! 縁結びにご利益があるパワースポットもあるらしいから、そこにも行ってみなくっちゃ♪
白蛇が奉られている『鷹泉閣 岩松旅館』のお湯の神様。縁結び、子宝安産、商売繁盛、無病息災などを願う地元の人から親しまれている、知られざるパワースポットだとか。
作並温泉周辺にはまだまだ気になるスポットがいっぱい。どれも1時間以内で行けるので、温泉と合わせて楽しもう。
古来より悪縁切り寺として信仰されてきた、通称・山寺の名で知られる立石寺。1015段の階段の先にある奥之院や五大堂からの眺めは見事! ここで詠まれた松尾芭蕉の句「閑さや岩にしみ入る蝉の声」も有名です。
住所:山形市山寺4456-1
TEL:023-695-2816(山寺観光協会)
一般参拝:8:00~17:00 拝観料:300円
本尊に阿弥陀如来像を祀り、古くから縁結び・子授け・安産にご利益があるとされる寺。定義さんと呼ばれ親しまれ、カップルで参拝に訪れる人も多いとか。参拝の後は名物の三角あぶらあげをいただくのがおすすめ!
住所:仙台市青葉区大倉字上下1
TEL:022-393-2011
一般参拝:7:00~17:00
祈祷受付:8:00~15:30(日曜・祝日7:30~15:30)※冬期は変更あり
拝観料:無料